【データパック】「降級馬」で儲ける方法
■「降級馬」で儲ける方法■
先週の続きです。前回(http://blog.kubo-vs-akagi.com/blog/2018/06/post-2b36.html)は降級馬×推定前半3ハロン1~2位の傾向を見ました。今回は「推定後半3ハロン」上位を見ていきます。
イメージとしては、好走率は高いけど配当面では辛いかもしれないということ。実際はどうなのでしょう。儲かるシチュエーションはあるのでしょうか。
今回も、競馬分析ソフト・TARGET frontier JV(ターゲット)に、ハイブリッド競馬新聞のデータパックを取り込んで、「推定3ハロン」上位馬の成績を分析します。
メインメニューの「レース検索」を開きます。
まずは降級後の条件戦に絞るために「クラス」を500万・1000万・1600万に限定します。そして降級直後の期間をクローズアップしたいので「月」は6月・7月にチェックし、「世代」の条件は3歳上。そして、最下部の「次」をクリック。
次の画面では、対象範囲の設定をします。全馬について調べたいので、「確定着順」の範囲は「全」をクリック。完了したら、最下部の「次へ」。
次の画面は集計期間を指定します。古すぎては使えないので、とりあえず過去5年を集計すべく、「検索終了日指定」を13年に変更しました。
以上の内容で「検索実行」します。
検索一覧が出たら、降級直後の馬のみを検索するために年齢で並び替えます。
年齢で4歳のデータのみを表示します。
前走クラスでの表示に切り替え、「前走読込」ボタンを押下。
前走クラス「降級戦」のデータのみを表示します。
メインウィンドウメニューの「ファイル」、「外部指数の読み込み」から、データパックの「推定後半3ハロン」データを読み込みます。
そして外部指数順位で並べ替えます。
先週の推定前半3ハロンの指数順位で並べた時と比較してみましょう。特に条件をもうけないで見ると、推定後半3ハロン1位と推定前半3ハロン1位の勝率・連対率・複勝率に大きな差は見られませんが、やはり人気しやすく回収率が少し落ちるようです。
推定後半3ハロン2位は、勝率はやや落ちますが、連対率・複勝率が推定前半3ハロン2位よりも高いです。しかし回収率の下げ幅が大きいという結果に。
また、2~5位あたりまで目立った差がないので、このゾーンは差のない評価で良いかもしれません。今回は「推定後半3ハロン」1位に絞って、さらに詳しく見ていきます。
芝・ダート別で比較してみても勝率等に大きな偏りはありませんが、ダートの方が、若干回収率が高いという結果です。
ダートのデータを展開してみましょう。
やはり、この集計期間には直線の長い東京のコースが含まれているため、成績を引き上げていることが分かります。東京ダート1600m・1400mでは、複勝率が70%近くあります。その割に勝率は高くないため、2~3着付け或いは3連単ならマルチ買いが有効かもしれません。
次に芝のデータの中身も見てみましょう。
やはり東京・阪神での好走が目立つ反面、福島・函館などの小回りの場では取りこぼしも多々あるようです。中京は楽しみですね。
芝コースの前走着順で並べてみます。
前走2着だと連対率72.7%、複勝率81.8%となっており、ほぼ消えない存在と見るべきですね。また、前走6着以下からの巻き返しも多々あります。
続いて「同クラスの前走1着」(=勝って同条件)というタイプの降級馬で見てみましょう。
前走クラスでの一覧まで戻り、前走クラス「同クラス」の一覧を表示します。(※「降級戦」と同時に集計出来ないのは仕様)
そして前走着順1着のみのデータを展開し、メインウィンドウメニューの「ファイル」から外部指数読み込みで、データパックの「推定後半3ハロン」を読み込み、外部指数順位で並べます。
先週検証してみた推定前半3ハロンの時と同じく、こちらのパターンの降級馬はやはり信頼度が落ちます。「推定後半3ハロン」1~3位に注目すると、連対率・複勝率には多少差が見て取れますが、勝率ではあまり差がないことが分かります。
最後に、前述の2パターンの降級馬について「推定後半3ハロン」1位且つ「ハイブリッド指数」上位のデータを見てみます。
まずは、前走が「降級戦」で「推定後半3ハロン」1位のデータに外部指数として「ハイブリッド指数」読み込み、外部指数順位で並べます。
「ハイブリッド指数」1位(=◎)は、勝率33.9%・複勝率67%は立派ですが、単勝回収率は91%と、推定前半3ハロンで絞った時に比べると配当面は少し辛いです。連軸としては十分に機能する水準ですが、単複で儲けを出すのは難しいでしょう。
次に前走「同クラス1着」で「推定後半3ハロン」1位のデータを「ハイブリッド指数」順に表示します。こちらは「ハイブリッド指数」1位(=◎)でも勝率22.2%、単勝回収率68%という結果に。人気の割に信頼しきれないため、妙味の薄い位置づけとなりそうです。
前走「同クラス1着」の降級馬のデータが、やや物足りない結果となりましたので、降級馬ではありませんが「前走同クラス2着」の「推定後半3ハロン」指数順データを見てみました。
「推定後半3ハロン」1~2位の回収率はこちらの方が上。好走率もこちらの方が良いようです。
つまり、クラス再編成間近に挙げた500万下1着は2着と価値に大差がなく、配当妙味を考えればむしろ、2着の推定後半3ハロン1~3位を狙った方がおいしいと言えそうです。
先週に引き続き、データパックの中から「推定後半3ハロン」の指数を活用するケースを降級馬に絞って紹介させていただきました。今回はここまでとさせていただきます。
3歳馬の推定3ハロン上位についても調べてみたいですし、今週末からは函館開催もスタートします。検証すべきデータが山積みです。
みなさんもデータパックを導入してデータ競馬ライフにご活用ください。
検証テーマのリクエストなどもコメントでお寄せください。参考にさせていただきます。
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■【データパック】の販売を開始■
「Target用データパック」の利用料金は4週間=3000円(税込)となります。支払い方法は電子マネー・ちょコム、クレジットカードがご利用頂けます。
PC版サイトの真ん中にあります
【データパック】の分析画面
・「ハイブリッド指数」
・「推定前半3ハロン」&「推定後半3ハロン」
・「追切指数」&「乗込指数」
・「出遅れ率」
・「厩舎指数」
「1.ハイブリッド新聞の回収率の分析」「2.馬ごとに過去の好走例の特徴を分析」「3.Targetを使って、好きな形式でハイブリッド新聞のデータを閲覧」などが行えます。必勝法を探すツールとして、ご利用頂ければ幸いです。
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