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■今開催から砂厚8.5cmへ変更■
久保;
ご存知の方も多いと思いますが、今年から京都競馬場のダート砂厚が変更となっています。今開催から8.0cm→8.5cmとなっており、秋の4回開催からは9.0cmとなります。京都競馬場だけでなく、全場の砂厚を一年かけて9.0cmへ統一するようです。
久保;
昨夏以降は時計が速くなり過ぎているよう。最たる例が昨暮に行われた第1回カペラS(G3)。中山1200m戦で勝ち時計が1分8秒7。前半3ハロンが32.7秒なら、勝ち馬の上がり3ハロンが34.8秒。まさに芝並みの時計。
久保;
砂厚を厚くするのは馬の脚元への負担を考慮しての対策なのでしょう。砂厚を厚くすれば、常識的には時計は遅くなります。砂浜を走ることを想像すれば理解できるでしょう。砂が深い部分は走りにくく、なかなかスピードが乗りにくいはずです。
久保;
では今開催の京都のダート戦は、時計が掛かっているのでしょうか。昨年の開催と比べてみましょう。まずは1200m戦で比較してみます。
【競馬場】京都ダート

●京都・ダ1200m戦●
3歳未勝利
(昨年)
・1分12秒9(35.5秒−37.4秒) ラスト13.4秒
・1分13秒1(36.1秒−37.0秒) ラスト12.6秒
(今年)
・1分12秒9(35.2秒−37.7秒) ラスト13.3秒
・1分13秒4(35.9秒−37.5秒) ラスト12.9秒
久保;
3歳未勝利は2鞍ずつあり、ともに1分13秒前後の時計。前後半、ラスト1ハロンを比較しても、"ほぼ同じ"と判断して良さそうです。
4歳上500万下
(昨年)
・1分13秒0(36.0秒−37.0秒) ラスト12.7秒
(今年)
・1分12秒0(34.6秒−37.4秒) ラスト13.1秒
4歳上1600万下
(昨年)
・1分10秒8(34.7秒−36.1秒) ラスト12.5秒
(今年)
・なし
久保;
4歳上500万下は1鞍ずつあり、昨年が1分13秒0に対して、今年は1分12秒0の決着。時計的には今年の方が1秒も速いのですが、今年の方が遥かにレベルが高いメンバーでしたし、昨年よりも3ハロンで1.4秒も速いラップ。その分を考慮すれば、"今年の方がやや速い"という判断でしょうか。
久保;
4歳上1600万下は今年の番組がなかったので、詳しい比較はできません。以上が1200mに関して比較してみました。昨年と今年とで大きな差はないように思います。続いて1800m戦に関しても比較してみましょう。
●京都・ダ1800m戦●
3歳未勝利
(昨年)
・1分53秒3(36.6秒−37.8秒) ラスト12.8秒
・1分56秒3(37.6秒−39.3秒) ラスト13.0秒
(今年)
・1分55秒6(38.3秒−36.5秒) ラスト12.3秒
・1分55秒7(37.3秒−38.3秒) ラスト12.6秒
久保;
3歳未勝利は2鞍ずつありましたが、昨年の1分53秒3が目立って速い時計。このレースの場合は勝ち馬コロナグラフが2着馬に3馬身、3着馬にはさらに5馬身差の圧勝。3着馬の時計は1分54秒6でしたが、それでも"今年の方が1秒ほど掛かっている"ということになります。
4歳上500万下
(昨年)
・1分52秒8(35.8秒−38.3秒) ラスト13.1秒
(今年)
・1分52秒9(35.7秒−37.7秒) ラスト12.4秒
久保;
4歳上500万下では、昨年が1分52秒8に対して、今年が1分52秒9の決着。時計的にはほぼ同じですが、ラスト1ハロンが12.4秒と速くなっています。
4歳上1000万下
(昨年)
・1分53秒0(36.8秒−37.2秒) ラスト12.7秒
(今年)
・1分52秒9(36.4秒−36.6秒) ラスト12.3秒
久保;
4歳上1000万下は、昨年が1分53秒0に対して、今年が1分52秒9の決着。4歳上500万下と同様に時計的にはほぼ同じですが、ラスト1ハロンが12.3秒と速くなっています。3歳未勝利戦でラスト12.3秒、4歳上500万下でラスト12.4秒、そして4歳上1000万下でもラスト12.3秒。どうやら今年は"ラスト1ハロンが速い"印象です。
4歳上1600万下
(昨年)
・なし
(今年)
・1分52秒4(36.9秒−35.7秒) ラスト12.0秒
4歳上オープン
(昨年)
・なし
(今年)
・1分50秒8(35.4秒−37.0秒) ラスト12.3秒
久保;
4歳上1600万下、4歳上オープンは今年のみですが、ともにラストが12秒台前半での決着。特に4歳上1600万下のタガノマーシャルが、逃げて上がり12.0秒をマーク。まさに芝並みの決着と言えます。
久保;
上記のように今年のダート1800m戦は、極端にラスト1ハロンの速さが目立ちました。3歳未勝利戦のカネトシコウショウ、4歳上1600万下のタガノマーシャル、4歳上オープンのダークメッセージに共通するのは、芝での好走実績があること。
久保;
1200m戦での3歳未勝利のメイショウマレンゴ、4歳上500万下のトウショウブリッツも同様に芝での好走実績がありました。どうやらダート戦と言えども、パワーはほとんど必要なく、芝で好走できるスピード&瞬発力が必要とされる傾向にあるようです。
●まとめ●
・今年のラスト1ハロンは非常に速く、スピードが要求される。
・芝での好走歴がある馬が断然有利。
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