
*いつもありがとうございます!!
■Mサムソンの引退式に物申す■
赤木;
昼休みに1頭(メイショウサムソン)の引退式が始まった。本来なら、飯など食わずともパドック走り、その馬の最後の馬体を脳裏に焼き付けておこうと…でも、何故かこの馬はそうはさせてくれない。
【競馬場】メイショウサムソンの引退式

赤木;
この馬との出逢いは、夏の小倉競馬場パドックが始めてだった。その当時の姿はお世辞にも、この先いくら頑張ったとしてもG1ホースの、いやオープン馬の仲間入りすることは百歩譲ってもないだろうと。その当時から、新馬戦で有力馬の単馬券を購入しては、ブログ読者にプレゼントしていたが、この馬の単勝馬券は当然、購入しておらず。
赤木;
皐月賞(G1)ダービー(G1)を制した時に、何度、己の相馬眼の無さに悔しい想いをさせられたか。だからよく覚えている。結果、その新馬戦は勝つことはなく、当然のように馬場を一周してきただけの目立たない馬であった。そんな馬がひと夏越してから、何故に目を覚ましたのか、何をきっかけで走り出したのか、その理由は皐月賞&ダービーを勝ち取ろうとも分からなかった。
赤木;
この馬の強さを理解できるチャンスが訪れたのが、その当時、場立ち台で専門誌を売っていたおばちゃんと新年会をすることになり、そのゲストとしてメイショウサムソンを担当していた厩務員さんと奥さんを招待した。同じ鍋を箸でつつきながらメイショウサムソンの話を聞くと、「今年の2月に厩舎は解散し、サムソンは他厩舎に移るんですよ」。
赤木;
ならば、当然、貴方もサムソンと共にその厩舎に転厩するんでしょう。「いえ、私は他厩舎に移ることになりそうです」と。そんな、アホな、育ての親と手を切らすなんて。あの人格者で名が通っているオーナーが、それを知っていながら、そんな冷たい仕打ちを裏方のスタッフにする訳がない。
赤木;
何かの行き違い、手違いですよ。一度、オーナーに直訴し、サムソンが引退するまで面倒をみてあげなさいよ。「いえ、もう決まったことですから…」。と口では淡々とした話し方をしておられるが、顔の表情を読み取れば悔しさも…。で、もう一度、考え直して、担当できるようにオーナーに直訴すれば、も、「いえ決まったことですから」と、誰を恨むでなし、愚痴をこぼすでなく。
赤木;
「また、新天地で頑張りますよ」と、実直そうな人柄というか、おおらかな性格というか、不器用な生き方しかできないんだろうなぁ。こんな性格だからこそ、メイショウサムソンも厩務員さんを信頼でき、思い切り競走能力を開花したのだと。この時にやっと理解できた。そんな彼の良さを、元調教師が理解できていなかったのか、どうか知る由もないが…。
【競馬場】本馬場入場

【競馬場】石橋守騎手

赤木;
彼の曳いていないサムソンを見るべくもなく、パドックにも本場場にも行かず、最後の勇姿を競馬場のモニターで観戦する。本場場入場時には石橋守騎手が乗り、後任の調教助手(元の調教助手は、他厩舎に移った後に現役引退)と後任の厩務員さんの二人に曳かれる。
【競馬場】武豊騎手に交代

赤木;
が、途中からは石橋騎手から、武豊騎手にバトンタッチ?コレって何?ここまでの演出を用意するなら、何故、元の厩務員さんも参加させてあげないの?だって、メイショウサムソンの引退式なんでしょう?
赤木;
いつもスポットライトを受け続け美味しいめをしている調教師や騎手なんて、この時くらいは少しは遠慮し、本当の意味で苦労を伴にし、育てた厩務員さんの功労をサムソンと一緒に讃えてあげるのが、真のホースマンでは…。でも、精神的に一番楽になったのは元の厩務員さんだろうか。また、頑張って一花咲かして下さい。